量子線原子分子科学研究室紹介
 
 

量子ビームで切り拓くナノテクノロジーと科学

 
 

ナノスケールでの原子や分子の性質を正確に理解することなくして21世紀の真の先端科学はあり得ません。現在様々に展開されている物質科学や生命科学においても例外では無く、原子レベルでの物質現象の解明は益々重要視されてきています。

本研究室では、イオンや電子およびX線やレーザーなど極めて機能性の高い量子ビームの活用こそがその実現に至る最も優れた研究手法であると考えます。

具体的には、量子ビームによってナノスケール領域に誘起される極限的な環境(超高温、超高圧、高エネルギ-密度)の下で起こる様々な量子現象を精密に観測し、新しい法則性の発見やその応用としての高付加価値ナノ物性を備えた新材料創製など、循環型社会の確立につながる創造的な研究をおこなっています。

 
 
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  教官紹介  
 
     
  伊藤教授の写真
教授: 伊藤 秋男 ( Itoh Akio )
 
研究テーマ
高速イオンとC60フラーレン(気体分子、薄膜)との衝突過程の研究を通して原子と固体を結ぶ新しい学問分野の開拓。水やアルコールなどの液体分子線を用いて液相分子に対する基礎的反応量やエネルギ−付与過程の解明。高輝度X線による固体重金属からの2次電子放出と医学応用。
 
連絡先
吉田キャンパス 工学部1号館 3階319A号室
TEL 075-753-5828 / FAX 075-753-5828
itoh@nucleng.kyoto-u.ac.jp